初めての突発性発疹。熱が出ている間は食欲不振や不機嫌に悩まされ、熱が下がって発疹が出ると、今度はその発疹に不安を感じる。そんな親御さんも多いのではないでしょうか。私もその一人でした。小児科の先生から「突発性発疹ですね」と診断された時、次に頭に浮かんだのは「どう看病すれば良いのか」という疑問でした。先生からは、具体的な看病のポイントをいくつか教えていただき、それが大変役立ちました。まず、最も重要なのは「水分補給」です。熱が高いと脱水になりやすいため、こまめにイオン飲料や麦茶、湯冷ましなどを与えるよう指示されました。無理に食事を摂らせる必要はなく、子どもが欲しがる時に、消化の良いものを与える程度で良いとのこと。おかゆやうどん、ゼリーなどがおすすめです。次に、熱の管理についてです。解熱剤は、熱が高くて子どもが辛そうな時に使うように言われました。熱自体はウイルスと戦っている証拠なので、無理に下げる必要はありません。しかし、高熱でぐったりしている、眠れない、食欲がないといった場合は、使用を検討しましょう。脇の下や首、足の付け根などを冷やすのも有効です。そして、発疹が出た後のケアも大切です。突発性発疹の発疹はかゆみがなく、自然に消えるものですが、肌は敏感になっているため、清潔に保ち、保湿を心がけるようアドバイスされました。入浴は、熱がなく、機嫌が良ければシャワー程度なら問題ありませんが、体調を見て無理はさせないことが大切です。特に重要なのは、親自身が疲れをためないことです。子どもの病気は親にとって大きなストレスになります。夜間の看病で寝不足になったり、不安で精神的に参ってしまったりすることもあります。先生は「お母さんも無理しないでね。しんどい時は周りの人に頼って」と優しい言葉をかけてくれました。パートナーと協力したり、実家や友人に助けを求めたり、時には家事を手抜きしたりすることも必要です。