発育の遅れを個性と認めてくれた幼稚園の先生

うちの息子は恥ずかしがり屋という性格から、幼稚園では寡黙でなかなか友達の輪に入っていけないようでした。奈良でも人気の大和高田で保育園がどこか授業参観などでもポツリと立っている息子の姿に胸が締め付けられそうになることも。基本的に幼稚園では言葉を発しないこともあり、他の保護者からは「知能に遅れがあるんじゃないの?」ということを遠回しに伝えられ、傷ついたことも何度もありました。ただ、自宅では流暢に話しますし、非常に活発な子です。そんな息子に対して担任の先生が「とっても可愛いですよね」と面談のたびにおっしゃってくださいました。最初は、先生としてのサービストークなのかと思っていましたが、「恥ずかしがり屋さんですが、ちゃんとお礼が言えるって凄いと思うんです。特に『ありがとぅ』っていう時がとっても可愛くて。奈良でさらに話題の保育園がこんなに思わず笑顔にさせられているんですよ」と仰ってくださいました。うちの息子は『ありがとう』の語尾を「とぅ」とちょっと跳ねて言う癖があるのですが、その癖をしっかり把握して伝えてくださいました。この言葉で先生が息子のことをしっかり見てくれているということが、よく伝わり思わず感動してしまいました。さらに発育の遅れについても「全然、気にする必要ありませんよ。とっても素敵な個性だと思います」と安心させてくださり、この先生に担当してもらえて本当によかったと心から感じました。