エアコン病(クーラー病)は誰にでも起こりうる体調不良ですが、特になりやすい人の特徴や、エアコン病を引き起こしやすい生活環境というものがあります。自分が当てはまっていないか、チェックしてみましょう。まず、エアコン病になりやすい人の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。「冷え性の人」:もともと手足が冷えやすく、血行が悪い人は、エアコンの冷気によってさらに体が冷え、自律神経が乱れやすくなります。「運動不足の人」:筋肉量が少ないと、熱を産生する能力が低く、また、血液を循環させるポンプ機能も弱いため、体が冷えやすく、むくみやすい傾向があります。「ストレスを溜めやすい人」:精神的なストレスは、自律神経のバランスを直接的に乱す大きな要因です。ストレスを感じやすい人や、うまく発散できない人は、エアコンによる身体的なストレスも相まって、エアコン病を発症しやすくなります。「不規則な生活を送っている人」:睡眠不足や不規則な食事、過労などは、自律神経の働きを低下させ、体温調節機能を狂わせる原因となります。「痩せ型の人」:皮下脂肪が少ないと、体の熱が逃げやすく、冷えやすい傾向があります。次に、エアコン病を引き起こしやすい生活環境です。「室内外の温度差が大きい環境」:暑い屋外と、冷房がガンガンに効いた室内を頻繁に行き来すると、自律神経が温度変化に対応しきれず、疲弊してしまいます。「エアコンの冷気が直接体に当たる環境」:冷たい風が長時間体に当たり続けると、その部分が局所的に冷えすぎ、血行不良や筋肉のこわばりを引き起こします。「長時間同じ姿勢でいることが多い環境」:デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、血行が悪くなり、体が冷えやすくなります。また、筋肉も硬直しやすくなります。「湿度が低い乾燥した環境」:エアコンは空気を乾燥させやすいため、鼻や喉の粘膜が乾燥し、バリア機能が低下して、風邪に似た症状を引き起こすことがあります。これらの特徴や環境に心当たりのある方は、特にエアコン病への注意が必要です。
エアコン病になりやすい人の特徴と生活環境