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突発性発疹と他の病気の見分け方!かかりつけ医での診断の重要性
「熱が出たけれど、これは突発性発疹なのか、それとも別の病気なのか」。赤ちゃんの高熱に直面した親にとって、これは常に大きな悩みです。私自身も、娘が初めて熱を出した時、その見分け方に頭を悩ませました。最初はただの風邪だと思っていたのですが、熱が3日経っても下がらず、心配でかかりつけの小児科を受診しました。医師は娘の喉や耳を丁寧に診察し、お腹の音を聞き、最後に「今はまだ判断できませんが、突発性発疹の可能性も考えておきましょう」と仰いました。そして「もし熱が下がってから発疹が出たら、突発性発疹だと確定できます」と付け加えました。その言葉通り、熱が下がった後に発疹が出たため、突発性発疹と診断されました。突発性発疹の診断は、その特徴的な経過(高熱が数日続き、熱が下がると同時に発疹が現れる)から、発疹が出て初めて確定できることが多いです。そのため、発熱初期の段階では、他のウイルス感染症(風邪、インフルエンザなど)や細菌感染症(咽頭炎、中耳炎など)との区別が難しい場合があります。特に、突発性発疹と間違えやすい病気としては、アデノウイルス感染症や溶連菌感染症などがあり、これらも発熱と発疹を伴うことがあります。しかし、それぞれの病気には特徴的な症状や治療法があるため、自己判断は避け、必ず専門医の診察を受けることが重要です。かかりつけの小児科医は、子どもの普段の様子や病歴を把握しているため、より正確な診断を下すことができます。また、必要に応じて血液検査や尿検査などを行い、突発性発疹以外の病気が隠れていないかを確認してくれます。もし突発性発疹と診断された場合でも、他の病気の可能性を完全に排除できるわけではありません。発疹が消えた後も、子どもの様子を注意深く観察し、何か気になることがあれば再度受診することが大切です。